奥飛騨温泉郷 福地温泉 [奥飛騨福地温泉郷]
奥飛騨温泉郷には、規模は一番小さいけど(宿全13軒)ひっそりと、しかし独自の魅力的な存在感をもち続ける福地温泉があります。
その昔、村上天皇が訪れ、温泉この地に湧く温泉にて療養したとの伝説が残り、福地温泉に湧く温泉名を「天皇泉」と呼ばれています。
奥飛騨的趣を残した旅館が道沿いに並び、その中心に昔からの生活を再現した「昔話の里」「飛騨自然館」があり
化石の産地としても全国的に有名になっています。
今回は、その福地温泉郷にある「長座」という宿に訪れました。
玄関にたどり着くまでには、趣のある石畳の坂道をてくてくと歩くか、雨の日には、駐車場から屋根のある渡り廊下を渡ってくることになりますが、その時点で日常から切り離され、静かな奥飛騨の温泉地に訪れたことを実感させられます。
宿泊したのは、離れにある家族風呂(露天風呂有り)付の部屋で、居間の隣に囲炉裏のある部屋(火を入れられる)があり、続いて、洗面所、化粧室が別に用意されています。2人で使用しましたが、5~6人で利用しないと勿体無いと感じる程の広さでした。
「内風呂」
お風呂は、内風呂と露天風呂が用意され泉質は単純泉ということですが、入った感じでは「下呂温泉」のお湯に似ていて
「露天風呂」
上がったあと、肌がつるつるになる他、いつまでも身体に温もりが残り、湯冷めしにくい
気持ちのいいお湯でした。
”趣のある通路を渡って”
”家族風呂”
部屋によっては、専用の家族風呂もあり友達同士や夫婦で気兼ねなくゆっくり温泉に浸かることも出来ます。
(専用のパスカードを渡され、カードを装置に挿入すると家族風呂への通路の扉が開きます。)
食事は、囲炉裏を囲んでとるスタイルで、囲炉裏では岩魚塩焼き・椎茸味噌焼き・五平餅が炭火で焼かれ、中でも岩魚の塩焼きは炭火でじっくり中まで焼かれ、余分な油は串を通ってしたに落ちているので旨みのみを味わうことができ、絶品でした。
福地温泉には、この「長座」のほか、13軒の宿が点在しそれぞれの個性を生かして営まれています。
是非、秘湯「福地温泉」に訪れ身も心もリフレッシュしていただきたい。
次の日は、「昔話の里」の朝市に訪れました。
3月末ですが、沿道にはまだが残り、奥飛騨に春まだ遠しといった感じ。
福地温泉の朝市は規模は小さいものの、中に入ってみると多種多様なものが並び、古銭・外国硬貨・昔のレコードなども、、。
な雰囲気漂う不思議な場所でした。
建物の周りにはレトロな看板が掲げられマニアが見たら涎がでそうな感じ。
表には新鮮な地物の野菜たちが並べられ