春の飛騨高山祭りに行ってきました：飛騨のかっぺたん：SSブログ

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春の飛騨高山祭りに行ってきました　[飛騨高山NEWS] [編集]

　春の高山祭りが4月14・15日に開催されました。

高山市観光協会発表によると、高山の地を訪れた観光客は延べ20万人ということです。

　初日の夜、高山祭りはクライマックスを迎えます。

　提灯を持った警護の後に、

獅子が続き、

雅楽隊の行列、そして

大きな太鼓がシンボルの神楽台が続きます。

屋台の上には、侍烏帽子（さむらいえぼし）、素襖（すおう）姿の五人の楽人が乗り

この世の邪気を払うかの如く、太鼓が打ち鳴らされます。

　この神楽台は行列の先頭を担い、後に続く行列を守る為、世の穢れや邪気を払うのを役目とし、

屋台の四隅には鳳凰が、邪気から四方を守るようにそれぞれに外向きに配置されています。

そして、からくりが奉納される三番叟が続きます。

後ろには、「寿」の字が、、。これは「見送り」といいます。

そして、三十二条の糸を操って龍神のはなれからくりが演じられる龍神台が続きます。

「見送り」には、昇龍が睨みを効かします。

　この後９基の屋台が続き、計１２基の屋台が高山の街を彩るのです。

　実は、高山祭りの前日、三番叟の屋台蔵近辺より火がでて、住居・店舗など３棟が焼けるというハプニングがありました

あわや重文が焼けるといった大惨事となりそうだったのですが、近隣の屋台組と消防の迅速な対応により事無きをえました。

　それは先人の知恵ここにありと、強固に屋台を守る屋台蔵の存在があったからこそとも言えるでしょう。

”「龍神台」屋台蔵”

　屋台蔵は、頂部が肩すぼまりの四方転びになっているために、充実した安定感をみせていますが、なかでも観音開きになっている扉には、誰もが感嘆の声を惜しみません。

　平均してひとつの扉の幅は１・３メ－トル、高さ６メ－トル、壁の厚さは３０センチあります。　

　これは高山に住んだ大工、左官、黒鍬（土工）鍛冶等工人の総合技術によって完成したものです。

　高山を訪れた多くの文化人たちが、「屋台のみごとさもさることながら、この屋台蔵はそれにもまして素晴らしい」と激賞しているように、屋台蔵は高山のシンボルのひとつでもあるのです。

　そしていつもは、夕方頃には閉まってしまう「古い町並」のお店も、この日ばかりは遅くまで開いていました。

　「じゅげむ」

　ここは、古い町並みにある「じゅげむ」というお店。ここの飛騨牛の串焼きは絶品で、1本200円というリーズナブルな価格も相まって高山で旅行番組のロケがあれば必ずといっていい程、お店の飛騨牛串焼きがクローズアップされ、坂口良子や松坂大輔など、数々の有名人が訪れ串焼きを堪能しています。それで「じゅげむ」の壁にはたくさんの有名人の写真が掲げられています。